「[30]注文単価の呼値が正しくありません」と表示され、注文が出せません。

Q

「[30]注文単価の呼値が正しくありません」と表示され、注文が出せません。

A

株式の発注において注文価格を入力する際、呼値の入力が異なると、エラーが発生します。

呼値とは注文する際の値段の刻みのことです。

値段の水準TOPIX500構成銘柄売買単位が1口のETF等その他の銘柄
1円~1,000円0.1円1円1円 
1,001円~3,000円0.5円1円1円 
3,001円~5,000円1円1円5円 
5,001円~10,000円1円 1円10円
10,001円~30,000円5円 5円10円
30,001円~50,000円10円 10円50円

50,000円超の刻みに関してはこちら(東京証券取引所へのリンク)

現在値3,500円のその他の銘柄の場合、呼値の刻みが5円単位になるため、3,501円で発注しようとすると「注文単価の呼値が正しくありません」と表示されます。

また、IFD注文において「親注文単価+値幅指定」が呼値の単位でない場合も当エラーが発生します。

例1(発注エラーパターン)

「その他の銘柄」で親注文の買指値価格を2,950円、子注文を値幅指定 +51円で発注した場合、子注文の指値価格は「2,950円+51円」の3,001円になります。

3,000円以上の銘柄は呼値の単位が5円刻みであり、子注文は5円単位になっていないため、エラーとなり発注できません。

例2(発注エラーパターン)

「その他の銘柄」で親注文を成行※(現在値:2,954円)、子注文を値幅指定 +53円で発注した場合、子注文の指値価格は「2,954円+53円」の3,007円になります。

3,000円以上の銘柄は呼値の単位が5円刻みであり、子注文は5円単位になっていないため、エラーとなり発注できません。

※成行注文は現在値を参照します。

例3(発注可能パターン)

「その他の銘柄」で親注文の買指値価格を2,950円、子注文を値幅指定 +55円で発注した場合、子注文の指値価格は「2,950円+55円」の3,005円になります。

3,000円以上の銘柄は呼値の単位が5円刻みであり、子注文は5円単位になっているため、発注が可能です。

例4(発注可能パターン)

「その他の銘柄」で親注文を成行※(現在値:2,954円)、子注文を値幅指定 +51円で発注した場合、子注文の指値価格は「2,954円+51円」の3,005円になります。

3,000円以上の銘柄は呼値の単位が5円刻みであり、子注文は5円単位になっているため発注が可能です。

※成行注文は現在値を参照します。

【注意事項】

・発注可能パターンに該当し、当社から発注できたとしても取引所に到着したタイミングで株価が変動し該当する単位の呼値以外となった場合は、失効になります。

・成行注文は、最良気配ではなく現在値を参照いたします。

最終更新日:2025年5月30日

上記Q&Aは参考になりましたか?