株式分割が行われた場合、保有している建玉はどうなりますか?

Q

株式分割が行われた場合、保有している建玉はどうなりますか?

A

株式分割が行われた場合、信用取引で保有している建玉は分割されます。

分割の際の「分割比率」によって処理方法が異なります。

【制度信用取引】

■分割比率が整数倍の場合

・分割数により株数が増加し、建単価は分割比率により減額されます。

例) 建数量100株、建単価1200円、1:2の分割の場合

⇒建数量200株となり建単価600円となります。

※分割後の建数量および建単価の反映は、権利落ち日の朝になります。

※分割で入庫される子株の返済期日は、親株の返済期日と同日となります。

 ただし、子株の建日は権利落ち日となりますので、返済方法として「建日順」を選択する場合はご注意ください。

例)トヨタ自動車を100株、建単価10,020円、1:5の分割の場合

⇒建数量500株となり建単価2,004円となります。


注)分割比率が整数倍で、分割後の建単価に小数が生じる場合 ・小数点以下の金額を合計し親株の株数で除した金額が、親株の建単価に加算されます。 例)日経平均ブル2倍を20株、建単価28,955円、1:100の分割の場合 ⇒28,955円÷100=289.55円となり、289円の子株1,980株と289+(0.55×2,000÷20)=344円の親株20株となります。

■分割比率が整数倍でない場合(1:1.5など)

例)建数量100株、建単価1200円、1:1.5の分割の場合

⇒単元未満株(端株)が発生するため建玉の継続はできず、期日が繰上げとなります。

権利付最終日の前営業日までにお客様ご自身で決済されない場合は、権利付最終日の前場寄付以降に強制決済が執行されます。

・ 強制決済時はコール手数料が適用されますのでご注意ください。

 強制決済時の手数料についてはこちら

【一般信用取引】

・分割後が整数倍でも非整数倍でも、建玉継続ができず、期日が設定されます。

・期日の前営業日までに返済または現引きされていない場合、期日に強制返済となります。

強制決済時の手数料についてはこちら

最終更新日:2025年1月17日

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