「4146 対当売買による発注エラー」とはなんでしょうか?

Q

「4146 対当売買による発注エラー」とはなんでしょうか?

A

仮装売買防止の観点から、発注中の注文がまだ約定していない場合、その注文に対する反対売買(買い注文に対する売り注文、売り注文に対する買い注文)が下記のケースに該当する場合、注文を承る事ができません。注文訂正の際も同様の制限が適用されますので、ご注意ください。

なお、クロス取引のうち、信用取引の期日延長や株主優待の権利取得等(つなぎ売り)を目的としたクロス取引を執行される場合には、①一方または両方の注文の執行条件で「寄成」「寄指」または「引成」「引指」を選択し、②同じ株数で、③発注間隔を空けずにご発注いただきますようお願い申し上げます。

※ザラ場時間中に「寄り」条件付き注文は発注できません。

◆ 買い注文、売り注文ともに成行注文である場合、後から発注しようとする注文を承る事ができません。一方の成行注文がザラ場にて約定した後に、発注してください。

※現物の寄付前の注文に適用されます。

(例)

先注文 銘柄A  成行  現物買付 未約定

後注文 銘柄A  成行  現物売付 発注不可

◆ 買い注文、売り注文のどちらかが成行注文である場合、後から発注しようとする注文を承る事ができません。一方の注文が約定した後に、発注してください。

(例)

先注文 銘柄A  指値1,000円  現物買付 未約定

後注文 銘柄A  成行       現物売付 発注不可

先注文 銘柄A  成行       信用買付 未約定

後注文 銘柄A  指値1,000円  信用売付 発注不可

◆ 買い注文、売り注文の指値が同値、または「売り注文の指値」が「買い注文の指値」よりも下となる注文の場合、後から発注しようとする注文を承る事ができません。先に発注している注文の取消、先に発注した注文の指値価格の訂正、または、後から発注しようとしている注文の指値価格の見直しのいずれかを行って下さい。

※先注文が「指値買い注文」の場合、「指値価格と同値以下の売り注文」

 先注文が「指値売り注文」の場合、「指値価格と同値以上買い注文」が発注不可となります。

(例)

先注文 銘柄A  指値1,000円  現物買付 未約定

後注文 銘柄A  指値   900円  現物売付 発注不可

先注文 銘柄A  指値   900円        信用売付 未約定

後注文 銘柄A  指値1,000円  信用買付 発注不可

※上記内容について、後注文の指値訂正時も対象となります。

(例)

先注文 銘柄A  指値1,000円     現物買付 未約定

後注文 銘柄A  指値1,200円     現物売付 発注可

訂正▶ 銘柄A  先注文指値以下  現物売付 訂正不可

訂正▶ 銘柄A   成行      現物売付 訂正不可

訂正▶ 銘柄A  先注文指値超過  現物売付    訂正可

訂正▶ 銘柄A  引成・引指       現物売付 訂正可

先注文 銘柄A  指値1,000円     信用売付 未約定

後注文 銘柄A  指値   900円     信用買付 発注可

訂正▶ 銘柄A  先注文指値以上  信用買付 訂正不可

訂正▶ 銘柄A  成行       信用買付 訂正不可

訂正▶ 銘柄A  先注文指値未満  信用買付 訂正可

訂正▶ 銘柄A  引成・引指    信用買付 訂正可

(参考)仮装売買についてはこちら

(参考)クロス取引となる国内株式注文の一部取り扱い変更(注文制御)について

最終更新日:2023年5月15日

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