保有株を全て売却後に同銘柄を買い直ししましたが、買付価格が取得単価に表示されないのはなぜですか?

Q

保有株を全て売却後に同銘柄を買い直ししましたが、買付価格が取得単価に表示されないのはなぜですか?

A

特定口座では、同日中に同一銘柄の株式で売買双方の約定があった場合、「売り」「買い」の順序にかかわらず、買付が先にあったものとみなして取得単価の計算が行われます。

例えば、昨日から持ち越している銘柄をいったん売却し、再度同一銘柄を同日中に買付した場合、取得単価は前日から繰越された残高当日の全ての買付分を平均して算出するため、当日の買付価格では取得単価に表示されません。

【動画マニュアルはこちら】

平均取得単価(基本編)

平均取得単価(応用編)

■取得単価の計算方法

➀当日約定分を含む全ての買付代金総額 {(約定単価×株数)+手数料(税込)}

➁買付代金総額÷総株数=取得単価(小数点以下は切上げ)

【例】昨日300円で1,000株買付した株を本日320円で全て売却し、同日に同銘柄を270円で再度1,000株買付した場合

※一律(つどつど)プラン適用

➀【昨日買付した株:300円×1,000株+198円】+【本日買付した株:270円×1,000株+198円】=570,396円(買付代金総額)

➁ 570,396円÷2,000株=285.198円→286円(取得単価)(小数点以下を切上げ)

また、1,000株は売却しているので、この時点の残高は、「286円の株式を1,000株保有している」ということになります。

【関連FAQ】

▶実際に買付した価格と平均取得単価の価格が違うのはなぜですか?

最終更新日:2024年6月7日

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