同一銘柄を複数回にわたって買付した場合の取得単価はどのように計算されますか?
Q
同一銘柄を複数回にわたって買付した場合の取得単価はどのように計算されますか?
A
取得単価は「総平均法に準ずる方法」で算出いたします。これは、同一銘柄を買付するたびに、既に保有している株式の取得金額と新たに買付した株式の取得金額をそのつど加重平均していく計算方法です。
■取得単価の計算方法(同一銘柄を時期を分けて買付した場合)
一株あたりの取得単価=取得費(約定単価×株数+手数料)の合計÷取得株数の合計
【取得単価の計算例】※手数料は一律(つどつど)プラン適用
日付 | 取引 | 約定単価 | 株数 | 手数料(税込) | 保有株数 | 取得単価 |
---|---|---|---|---|---|---|
①11/1 | 買い | 750円 | 2,000株 | 440円 | 2,000株 | 750.22 |
②11/5 | 買い | 700円 | 1,000株 | 374円 | 3,000株 | 733.60 |
③11/5 | 売り | 800円 | 2,000株 | 660円 | 1,000株 | 734円 ②の小数点以下切り上げ |
④11/9 | 買い | 650円 | 2,000株 | 440円 | 3,000株 | 679円 |
➀ (750円×2,000株+440円(税込))÷2,000株=750.22円
➁ {(750円×2,000株+440円(税込))+(700円×1,000株+374円(税込))}÷3,000株=733.60円
➂ 売却した場合の取得単価は変わりません。733.6円→734円(小数点以下切り上げ)
※ただし、同日中に売却して新たに買付けた場合はこちら
※譲渡損益の計算方法はこちら
➃ {(734円×1,000株)+(650円×2,000株+440円(税込))}÷3,000株=678.14円
※信用取引で反対売買により決済した場合の取得単価は、「総平均法に準ずる方法」が適用されず、建玉の単価ごとに計算されます。
最終更新日:2023年5月18日
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